Perstorp、データセンター向け液体冷却ソリューションを拡充

Perstorpは、データセンター向け液体冷却ソリューションのポートフォリオを拡充したと発表しました。AIや高性能コンピューティング(HPC)の普及、電力密度の上昇によりデータセンターの発熱量が増加する中、安全性と効率性を兼ね備えた液体冷却技術への需要が高まっています。こうしたニーズに応えるため、Perstorpはコールドプレート冷却向けの新しい合成誘電流体「Synplate™」シリーズを投入するとともに、浸漬冷却用「Synmerse™ DC」シリーズに新たな製品を追加しました。

コールドプレート冷却向け新シリーズ「Synplate™」

Perstorpは、高性能データセンターにおけるコールドプレート冷却の需要拡大に対応するため、合成誘電流体「Synplate™」シリーズを新たに発売します。Synplate™は、優れた熱伝達性能、強い絶縁特性、幅広い材料適合性を備えており、安全で効率的かつ長期間の安定運用を支援するよう設計されています。
  • Synplate™ DC: コールドプレート冷却システム向けに開発された新しい誘電流体です。高性能電子機器に対応した安定した熱性能と材料適合性を提供し、熱管理の簡素化に貢献します。

間接冷却市場の拡大に加え、浸漬冷却技術へのニーズも拡大・多様化しています。これを受け、Perstorpはさまざまなデータセンターの要件に対応する新製品をSynmerse™ DCシリーズに追加しました。

  • Synmerse™ DC-L: 超低粘度の流体で、高密度環境において高速かつ効率的な熱伝達を実現します。バイオ由来炭素を含むなど、持続可能性にも配慮した設計です。
  • Synmerse™ DC-Lx: 現行世代のハードウェアシステムとの高い材料適合性を備えた超低粘度流体です。優れた熱性能を発揮します。
  • Synmerse™ DC-R: 高い防火安全性が求められるデータセンター向けの製品です。260℃以上の高い引火点を持ち、日本の消防法の要件にも適合しながら、バランスの取れた粘度特性を維持しています。

PerstorpのEngineered Fluids Solutions部門責任者であるDr. Valentina Serra-Holm氏は次のように述べています。「2024年にSynmerse™ DCを発売して以来、私たちはデータセンターエコシステムのパートナー企業と協力し、より持続可能で安全かつコスト効率の高いデータセンター運用の実現に取り組んできました。データセンターでは、高性能で安全性が高く、持続可能性を裏付ける冷却流体が求められています。Synplate™ DCおよび新しいSynmerse™ DCシリーズによって、パートナー企業が安心して液体冷却を拡大できる環境を提供します。」

実証された性能と実運用での検証

新しいSynmerse™ DCシリーズは、主要なOEMおよびODMメーカーと共同で厳格な試験を実施してきた既存製品Synmerse™ DCの実績を基盤としています。長い流体寿命、次世代ハードウェアとの材料適合性、低メンテナンス性を実現し、ダウンタイムや総所有コスト(TCO)の削減に貢献します。また、すべての流体はPFASフリーで設計されており、安全性と環境負荷低減の両立を目指しています。

Data Centre World London 2026で実機展示

Perstorpは、Data Centre World London 2026において、新しいSynmerse™ DCおよびSynplate™ DCを使用した浸漬冷却およびコールドプレート冷却システムを展示します。ブースE192では、実際に稼働する冷却システムを体験できるほか、同社の技術専門家が性能、安全性、持続可能性について解説する予定です。

サンプル提供と技術評価を開始

Synmerse™ DC浸漬冷却流体およびSynplate™ DC間接冷却流体のサンプルは、現在テストおよび評価用として提供されています。データセンター関連のOEM、ODM、技術パートナーの皆様は、製品情報の入手や技術評価の開始についてPerstorpへお問い合わせいただけます。

 
Synmerse™ DCやSynplate™ DC、またPerstorpの合成冷却流体ポートフォリオの詳細については、弊社データセンター冷却ページまたは技術資料をご覧ください。
 

Valentina Serra Holm

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