Perstorp、OCP Global Summitに初参加

米カリフォルニア州サンノゼで開催された「OCP Global Summit」において、データセンターマーケットのリーダーたちが集結し、AIやハイパフォーマンス・コンピューティング(HPC)の進展に伴い急増する熱負荷への対応と、環境負荷低減の両立について議論が行われた。そこで明確になったのは、PFASフリーかつ生分解性を備えた液体冷却ソリューションが、研究段階から実用・導入フェーズへと移行しつつあるという点だ。

こうした業界動向を背景に、Perstorpは今回のOCP Global Summitに初めて出展した。ライブデモンストレーションや2つのセミナーを通じて、合成エステル技術がデータセンター冷却を「よりスマートに、より安全に、そしてより持続可能に」進化させることを示した。

実機で体感する液体冷却

Perstorpのブースでは、液体冷却を実際に体感できる2種類の稼働システムが展示された。

イマージョン冷却

Intelの「Superfluid™」技術とInventec製サーバーを組み合わせ、PerstorpのPFASフリー・生分解性イマージョン冷却液「Synmerse™ DC」を使用したデモを実施。次世代データセンター向けの安全性と環境性能を強く印象づけた。

  • コールドプレート冷却

もう一方では、IntelのSuperfluid™技術とPerstorpの誘電性合成エステル冷却液を組み合わせたコールドプレート冷却システムを展示。冷却方式の違いを超えた高い汎用性を示した。

専門家が語る性能とサステナビリティ

Perstorpは展示だけでなく、OCPの公式プログラムにも登壇し、合成エステル冷却液の可能性について技術的な視点から解説した。

  • 「Synthetic Ester Coolants – Powering Safer, More Sustainable and Efficient Data Centers」登壇者:Logan Tseng 

イマージョン冷却環境において、エステル系流体が高い熱性能と優れた防火安全性を両立できることを紹介。

  •  「合成エステルによるデータセンター冷却技術の革新」登壇者:Dr. Shubhamita Basu

誘電強度、長期安定性、環境性能を兼ね備えた合成エステルが、信頼性と責任ある熱管理を実現する仕組みを解説した。

これらのデモと講演を通じて、合成エステル系冷却液が、誘電安全性、超低粘度による高効率な熱伝達、そして高い生分解性という、次世代データセンターに不可欠な特長を備えていることが強調された。

持続可能な冷却の未来へ

OCP Global SummitでのPerstorpの取り組みは、OEMやデータセンター事業者と連携しながら、PFASフリーで生分解性を持つ冷却ソリューションを実用化していく当社の姿勢を明確に示すものとなった。
データセンターの電力密度が今後さらに高まる中、合成エステル化学は、効率性・信頼性・将来適応性を兼ね備えた現実的な解決策として注目されている。

詳細情報・お問い合わせ

製品情報やパートナーシップのご相談は、Perstorpまでお問い合わせください。
データセンター向け冷却ソリューションの詳細は、Data Center Cooling Solutionsページをご覧ください。

 

 
Perstorpの誘電性合成コールドプレート用冷却液と組み合わせた、IntelのSuperfluid™技術を紹介するコールドプレート構成。