Project Airはイノベーション基金の支援9,700万ユーロを獲得

Project Airは、スウェーデンのステヌングスンドに持続可能なメタノールのユニークな生産施設を建設する産業界共同プロジェクトで、EUイノベーション基金から9,700万ユーロの支援を受ける予定です。この発表は、化学会社のPerstorp ABが主導するこのプロジェクトにとって重要な節目となります。この施設は2026年までに完成し、稼働する予定で、化学産業とその顧客におけるCO2排出量の大幅な削減が可能になります。

今年初め、Project Airはイノベーション基金が資金提供を検討する、ヨーロッパの17の大規模なグリーン産業移行プロジェクトの1つとして選出されました。そしてこのたびの最終決定で、Project Airは助成金申請額全額を基金から受け取ることが確定しました。Project Airは当初、Perstorp、Uniper、Fortum3社の共同プロジェクトして発足しましたが、UniperとFortumの所有権の変更に伴い、UniperがFortumのProject airの一部をを引き継ぐこととなります。

Project Air は、大気中に放出される二酸化炭素を回収し、持続可能なメタノールの製造に再利用します。その後、化学製品の原料としてさまざまな用途に使用されます。携帯電話の画面から塗料、ワニス、洋服の生地まで多岐にわたります。これにより、バリューチェーン全体を通じて二酸化炭素排出量の削減となります。

Project Airにより、現在のレベルと比較して、フル稼働時には世界のCO2排出量を約50万トン削減します。これは、スウェーデンの領土全体の排出量の1%に相当します。Project Airは、大規模な産業用アプリケーションに、既存のテクノロジーを革新的な方法で使用することを基本としています。この施設は、Perstorpの既存の製造工程から排出される大量のCO2残留物を活用するだけでなく、新設の大型電気分解施設からのバイオガスと水素も利用します。既存の廃水プロセスもこの電解施設で使用されます。プロジェクトにおけるすべての電力は再生可能エネルギーを使用します。

総投資額は2億5,500万ユーロを見込んでいます。イノベーション基金の支援に加えて、スウェーデンエネルギー庁は、Industrial Leapの取り組みの一環として、3億スウェーデンクローナの支援を決めました。Perstorpは本事業のプロセス エンジニアリング全般への投資を行い、Uniperは水素電気分解プロセスの設備で貢献します。

プロジェクトの詳細はProject Airのウェブサイトをご覧ください>>

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