Perstorp、Citrine Informaticsと提携し、AIを活用したアルキドエマルション開発を加速
AI主導型プラットフォームにより、配合開発の迅速化、顧客対応力の向上、そして次世代界面活性剤設計を実現
グローバルな特殊化学品メーカーであるPerstorpは、材料および化学品開発向けAIソフトウェアのリーダーであるCitrine Informaticsと提携し、Citrineプラットフォームの機能を活用してアルキドエマルション分野におけるイノベーションを推進することを発表しました。
本提携の一環として、Perstorpはアルキドエマルションプロジェクトを支援するため、CitrineのAI駆動型配合開発ツールを導入します。これにより、研究開発チームは数千通りに及ぶ配合の可能性を迅速にモデル化・評価することが可能になります。このアプローチにより、Perstorpの研究者は最適な組成をより短期間で特定できるようになり、実験回数や材料使用量の削減も実現します。
Perstorpが持つ深い専門知識とCitrineのAI技術を組み合わせることで、顧客ニーズへの対応速度と精度の向上、開発コストの削減、さらに次世代界面活性剤の設計に向けた新たな機会の創出が可能になります。
Perstorpのコーティングソリューション部門副社長であるOliver Eyrisch氏は次のように述べています。「AIは現代の化学イノベーションにおいて不可欠な能力となりつつあります。Citrine Informaticsとの協業により、あらゆる種類のアルキド樹脂に対して最適な乳化剤パッケージとプロセス条件を迅速に特定できるようになり、お客様向けの安定した高性能アルキドエマルションの開発期間を大幅に短縮しています。その結果、従来の実験室中心の試行錯誤型アプローチへの依存を減らしながら、お客様ごとに最適化されたソリューションをこれまで以上に迅速に提供できるようになります。さらに、このプラットフォームは研究者に対して新しい界面活性剤構造の探索や次世代配合設計を導くための強力なツールも提供します。」
Citrineプラットフォームは、化学分野の研究開発で一般的に見られる複雑かつ限られた実験データを扱うことを前提に設計されており、化学者や配合技術者が実際の配合開発課題に対して直接AIを活用できる環境を提供します。
Citrine InformaticsのCEOであるGreg Mulholland氏は次のように述べています。「Perstorpは、私たちが協業したいと考える先進的なパートナーそのものです。同社は単に実験の効率化を図るだけでなく、顧客対応力の向上にも取り組んでいます。」
今回の提携は、特殊化学品業界全体で進む大きな潮流を反映しています。多くの企業がAIを活用することで、開発サイクルの短縮、持続可能性の向上、そして急速に変化する市場環境における競争力強化を目指しています。
