Project Air:ユニークなスウェーデンのグリーンケミストリー投資がEUイノベーション基金の支援を獲得

欧州連合のイノベーション基金は、スウェーデンのステヌングスンドにあるサステナブルなメタノールのユニークな生産施設であるProject Airを、18億ユーロ以上が助成される17の大規模なグリーンテクノロジープロジェクトの1つとして選出しました。 Project Airはパーストープ、フォータム、ユニパ―の3社協業プロジェクトで、9,700万ユーロを申請しており、総投資額は2億3,000万ユーロを超えると見込まれています。

Project Airは化学産業にとって画期的なものであり、化石原料からリサイクルもしくはバイオベースの原料に移行することで、持続可能な化学製品をさまざまな産業や最終製品に提供できるようになります。最大生産能力では、世界のCO2排出量を現在のレベルから50万トン近く削減することができます。これは、スウェーデンの現在のCO2排出量の1パーセントに相当します。

「イノベーション基金の決定は、Project Airが気候問題を重要視した将来への投資であることを示しています。これは、バリューチェーン全体で持続可能な化学製品の可用性を高めるため、パーストープ、お客様、およびパートナーにとって重要な決定です。化学産業は炭素を必要としていますが、それは非化石炭素でなければならず、循環型システムを取り入れ、大気中のCO2を取り除いていかなければなりません」とパーストープの社長兼CEOのJan Secherは述べています。 「このような業界をリードする変革プロジェクトを推進する能力を備えた企業のリーダーであることを誇りに思います。」

Project Airは、既存のテクノロジーを革新的な方法で使用することによって産業用途での大規模な削減を実現します。持続可能なメタノールを生産するために、この施設では、パーストープの既存の製造工程で排出される大量のCO2やその他の残留物を回収し、新しい専用プラントからのバイオガス、および新しい大規模な電解プラントからの水素に利用しています。さらに、既存の廃水処理は電気分解の給水として利用されます。今回のプロジェクトで使用するすべての電気エネルギーは、再生可能エネルギーを使用しています。 2026年までに大規模生産を開始することを目標としています。

Project Airは、ステヌングスンドにあるパーストープの既存の施設に建設され、地域の化学産業クラスターであるHållbar Kemi 2030 (持続可能な化学)を強化します。Project Airからの持続可能なメタノールは、化学製品の製造に使用され、製品はさまざまな産業、用途に使用されます。このことにより、モバイルスクリーンから、塗料、衣服の布地まで、何千もの最終製品をより持続可能なものにすることにつながります。化学産業がバリューチェーンの上流に位置付いていることによって、本プロジェクトは他の多くの生産プロセスや産業をより持続可能なものにする可能性を秘めています。 Project Airが炭素を回収していかなければ、このまま炭素は地球の大気中に留まったままになってしまうのです。

Project Airは、イノベーション基金から総額18億ユーロを助成された17のプロジェクトの1つです。 すでに助成金契約の準備プロセスに入っており、第4四半期中に契約が締結する予定です。本プロジェクト遂行に向けた施設設計、計画は並行して行われています。