What Matter_s 2.0 - 学際的な連携から生まれる革新的なパワー

「What Matter_s 2.0」では、設計と廃棄物を組み合わせることで、産業廃棄物からサステナブル素材やアプリケーションを新たに生み出すことを目指したプロジェクトです。バイオプラスチックと3D印刷の豊富な専門知識を備えたPerstorp イノベーションチームは、2人の設計者の創造的な作業を支援しました。

つまり、6人の設計者と6社の製造企業がタッグを組み、産業廃棄物から新たなサステナブル素材を開発するという、学際的連携を革新力を実現したのが「What Matter_s 2.0」プロジェクトなのです。たとえば、マルメにスタジオを新設した設計チームのひとつ、Henriksson & Lindgrenは、飲料品メーカーのKiviks Musteriとチームを組みました。Henriksson & Lindgrenは、このプロジェクトで、Kivik社のジュースの搾りかすと排水スラッジという2種類の廃棄物に取り組むことになりました。 

排水スラッジをバイオプラスチックに転換するのは、かなり難易度の高いものでした。そこで、Henriksson & Lindgrenは、業界に支援を求めました。バイオプラスチック、熱可塑性プラスチック、3D印刷の実績と経験を備えたPerstorpイノベーションチームにとって、学際的連携から生まれる革新力を直接支援し、発揮する絶好の機会となったのです。

戦略的マーケットイノベーション担当副部長、Linda Zellnerはこう付け加えます。 
「「当社の事業の大部分は、最終消費者からは遠い川上原料のため、最終製品に至るまでの開発プロセス全体でパートナーをサポートできる機会に恵まれ、本当に嬉しく、意欲が高まりました。何よりも、当社の開発チーム全員が、顧客やパートナーと関わり合い、ニーズを満たし、最善の方法で協力できる機会を得られたことが重要でした。」

遡ること2020年1月に、設計チームは、Perstorpイノベーション部門を訪れ、原材料をどのようにして特定の性能をもつ素材に処方することができるかについて学びました。プラスチック糸やフィラメントに加工し、3Dプリントに使用する素材です。「Slam」の開発に成功したHenriksson&Lindgrenにとっては理想のマッチングでした。Slamは、他のポリマーとは異なり、海に流出してもマイクロプラスチックにならない生分解性ポリマーです。 

プロジェクト期間中は、Perstorpイノベーションチームは知識と専門技術で支援するとともに、Perstorp工場の3Dプリンターを提供し、プロトタイプ作成へのアクセスを提供しました。 

開発技術者のMartin Olofssonは、3Dプリントに関する経験とスキルを活かして設計チームをサポートし、プロジェクトで積極的な役割を果たしました。「非常に興味深いプロジェクトで、参加できたことを嬉しく思います。構成材料が最終製品に応用され、廃棄物が価値ある素材に生まれ変わる過程を目の前で見て、しかも、その取り組みに貢献することができたことはエキサイティングな経験でした。設計者の皆さんには本当に感銘を受けました。非常にクリエイティブで、何よりも環境にやさしいのです。」と、Martinは語ります。

Henriksson&Lindgrenが開発した生分解性の植木鉢と園芸用クリップは、Form/Design Centerで開催された「Metabolic Processes for Leftovers」展のほか、スウェーデンのマルメで5月27日から30日まで開催される第1回「Southern Sweden Design Days」に出展されました。

Henriksson & Lindgrenに対して、素晴らしいコラボレーション実現に感謝するとともに、「What Matter_s 2.0」への革新的な貢献に敬意を称します。