上海に新たなスペシャルティケミカルズのラボを開所
パーストープおよびBRB（いずれもPETRONASケミカルズ・グループの完全子会社）は、中国・上海に新たなイノベーションハブを開所しました。この先進的なラボは2025年4月17日に開設され、アジア市場に特化した顧客への技術支援を強化することで、同地域での成長を後押しします。
この新たな上海イノベーションハブにより、顧客への対応時間が短縮されるとともに、製品・用途開発や技術サービスに重点を置いた技術力を結集することが可能となり、地域に根ざしたサポート体制を通じて顧客との関係強化が期待されています。本取り組みは、バリューチェーン全体におけるイノベーション力の強化と、スペシャルティケミカルズ分野でのPCGのリーダーシップをさらに確かなものにする、戦略の一つです。
このイノベーションハブは、合成潤滑油、冷媒、パーソナルケア、コーティングソリューションなどの市場セグメントに加え、既存のシリコーンおよび中間体事業にも対応します。
PCGスペシャルティケミカルズのCOOであるDebbie Chiuは次のように述べています。
「この投資は、お客様との共創とイノベーションへの当社のコミットメント、そしてグローバル展開の強化を明確に示すものです。当社の成長戦略、強い志、そして前進への決意を反映しています。」
「対応時間の短縮と市場投入までの時間の短縮により、業界動向を先取りし、お客様のニーズに応じたソリューションを提供する体制が整いました。このプラットフォームにより、中国およびアジア市場のお客様との対面での対話が増え、市場ニーズに沿った革新的なソリューションの開発が可能になります。」とPCGスペシャルティケミカルズのイノベーションチーム代表のAxel Tuchlenskiがコメントしています。
この最新施設が、今後PCGが顧客と協力して新たなソリューションを生み出す複数のアプリケーション＆開発センターの拠点の一つとして活用されていきます。2025年4月17日の開所式では、今後このラボが対応するさまざまなセグメントの顧客が一堂に会しました。
