パーストープはサステナブルメタノール製造により50万トンの炭素排出削減を計画

スペシャルティケミカル市場のグローバルリーダーであるパーストープは、多種多様の使用済み資源や電気分解による水素からメタノールを製造する製造コンセプトを開発しました。Project AIR と名付けられたプロジェクトは、サステナブルメタノールを製造する初めての大規模かつ商業ベースでの炭素の回収と利用(CCU)ユニットを建設します。このメタノールプラントは、ガス化プロセスにCCUを組み合わせるという点において独自のものです。そこで、二酸化炭素、残留物ストリーム、再生可能水素やバイオメタンがメタノールに変えられます。パーストープは、電力大手Fortum社、Uniper社 、バイオガス大手 Nature Energy社と提携してこれを行う計画です。

パーストープCEOヤンセッカーは次のようにコメントしています。「このイノベーションは、既存テクノロジーを使用しながら全く新しいものを作り上げるということと、原料として回収された二酸化炭素使用することで炭素の回収と使用(CCU)を実践するということの双方を最適化します。これはサーキュラーエコノミー(循環経済)への移行といかに二酸化炭素排出量が既存の資源と循環の利用により大幅に削減できるかということの具体的な例です。これは、我々が目指す化石原料のニュートラル化の達成に向けた重要な一歩です。」

メタノールは、化学産業にとって最も重要な原料のひとつです。Project AIRは、パーストープが製品の原料としてヨーロッパで使用する年間20万トンの化石由来メタノールを全て代替することを目標としています。このプロジェクトは、バリューチェーン下流企業が、再生可能/循環物質、二酸化炭素削減へ努力されていることへの支援、またこれら企業がサステナブルで入手可能な製品を提供することを可能にする支援となるでしょう。完成すれば、Project Airにより年間約50万トンの温室効果ガス排出量が削減されます。これはスウェーデンの排出量の1%に相当します。2025年のサステナブルメタノール製造開始を目標としています。

必要資金が承認されれば、パーストープはスウェーデンのステヌングスンドにメタノールプラントを建設し、自身の二酸化炭素、残留ストリームを活用し、ヨーロッパ内工場で使用している化石由来メタノールを全て置き換えます。Fortum社とUniper社が、新たな電解プラントから再生可能水素を供給します。バイオガスの世界最大サプライヤーの1社であるNature Energy社がProject AIRへバイオガスを供給する予定です。