サステナブル国際基準制定に向けトレーサビリティ原則を提言

ISOが産業界に向けマスバランスについての新たな国際基準を制定中ですが、Perstorpは業界を代表する他3社とともに、トレーサビリティ、信頼のための透明性、リサイクルや再生可能原料に向けた産業の転換を組み込むよう要請しています。

国際標準化機構(ISO)は、産業界に向け国際的に認識されるマスバランス基準を構築する取り組みを開始しました。新たな基準により、リサイクルや再生可能原料および生産プロセスの開発をサポートする真の変化を牽引することが期待されます。

こうした取り組みが進む中、持続可能ビジネスの先駆者としてスウェーデン産業を代表する企業であるPerstorp Holding AB、Trioplast Industrier ABSekabJohanneberg Science Parkは、新たな基準は最大の信頼性と産業の変化を受け入れる必要があるという指針を示しました。

マスバランスのアプローチは、化石原料の大規模かつ段階的廃止を経て完全にサステナブルなプロセスへの転換を目指す取り組みを開始するためのメカニズムです。これは、既存のシステムにおいて、化石原料とリサイクルもしくは再生可能原料を混合し、品質を維持しつつ、特定の製品に割り当てるというものです。製品における実際の炭素分子はリサイクルもしくは再生可能由来ではないかもしれません。しかし、第三者認証機関の認証により、リサイクルもしくは再生可能由来と認定されます。マスバランスは、電力エネルギーセクター、森林認証制度、フェアトレード、その他において広く知られている方法論です。多くのセクターにおいて、マスバランスが産業の転換を成し遂げるためにきわめて重要であるというコンセンサスがある一方、現在のところマスバランスの適用については様々な方法が存在しています。現在使われているマスバランスについての任意スキームによっては地理的または製品間においてクレジットの譲渡を認めています。

Johanneberg Science Park社のCEO、Mats Berghは次のようにコメントしています。“リサーチによると、産業内で使われているマスバランス方式には大きな違いがあり、マスバランスを同じ方式として話すことを困難にしています。国際基準(透明性があることが重要です)が作られることで、マスバランスの信頼性を高め、真の変化と新たな原料や生産プロセス開発をもたらすでしょう。”

スウェーデン企業グループはISOに対し、地理的もしくは製品間でのクレジット譲渡を認めないよう強く主張しています。それは、新たな国際基準が産業全体の信頼性をそこなうだけでなく、グリーンウォッシングという非難をもたらします。また、真の変化や原料や生産プロセスの開発の妨げにもなります。新たな基準を支えるトレーサブルマスバランスというコンセプトが必要です。これにより、マスバランスの基本原理が承認され、化学的トレーサビリティと物理的トレーサビリティに適用されます。

化学的トレーサビリティとは、製品を作るために使用される原料のみが移行を可能にするために使用されることができること、かつリサイクル/再生可能原料がそれ自体を従来原料から置き換える事、又は当該リサイクル/再生可能原料を用いて製造された製品におけるサステナビリティ比率を向上することだけを可能にすることを意味します。物理的トレーサビリティとは、生産プロセスはリサイクル/再生可能原料から製品を作るための工場内に存在し、リサイクル/再生可能原料が製品を生産する工場へ出荷され、そこで使用されなければならないということを意味します。生産者はリサイクル/再生可能クレジットを工場間で譲渡することはできません。化学的、物理的トレーサビリティを適用するということは、製品中にリサイクル/再生可能原料を見つけることが可能であり、実際に製品は徐々に化石から完全にリサイクル/再生可能由来へと置き変わっていくことを意味します。

Trioplast Industrier社のCEO、Andreas Malmbergは次のように述べます。“化学的、物理的トレーサビリティのないマスバランスは、オーガニックパンケーキを牛乳からオーガニック卵に変えて作ることや、オーガニックオレンジジュースを追加すること、他のベーカリーで使用されているオーガニック卵から“オーガニッククレジット”を移管するようなものです。私たちは、そうしたことが産業全体の信頼性を弱体化させるリスクを危惧しています。化学的、物理的トレーサビリティを適用すること、それ以上に重要なことは、それが真の変化をもたらし、リサイクルや再生可能原料、生産プロセスの開発をサポートするということです。”

4社を代表して、Perstorp 社の CEO, Jan Secherは次の通りコメントしました。 “私たちは例を示し先導していることを誇りに思います。国際基準の制定が産業全体が前進する力強い後押しとなることを期待しています。トレーサブルマスバランスがこれを可能にします。そして、私たちのセクターのより多くの企業が賛同し、共に行動することにより、サステナブル社会のための新たな基準が制定されることを希望しています。”

Andreas Malmberg, Trioplast Industrier - Mats Bergh, Johanneberg Science Park - Tomas Nilsson, Sekab - Jan Secher, Perstorp Holding.